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執筆者の写真大橋 司

福地 秋の例祭

11/8、福地 秋の例祭に行ってきました。

福地温泉には「石動(いするぎ)神社」があります。

「石動神社」は富山県と石川県の境にある標高564mの石動山を本山とし、北陸七カ国(加賀、能登、越中、越後、佐渡、信濃、飛騨)の山岳信仰の神社です。名の起こりは諸説ありますが、北陸地方で目立つ山に、隕石が降ってきて山や岩を動かしたとの説があります。

福地はかつて標高1,000mの険しい谷筋の地形と冬の寒さの中で稲作、林業、養蚕業を営んでいました。その中で、春になると山の神が里に降りて田の神となり、秋の収穫を終えると山に帰るという、5/12に春の例祭、11/8に秋の例祭を山の神様である石動神社で行ってきました。(春は福地のみなさんにより「へんべとり」「鶏芸」など神楽に合わせた獅子舞が奉納されます)

現在は、天気、温泉の湯量と活火山「焼岳」の安定、北アルプス登山の安全祈願、旅館の商売繁盛も担っているように感じます。(神様も忙しい)

私も福地の森で商売を始めると言うことで昨年から呼ばれた次第です。

神事が終わると福地のみなさんで直来(なおらい)、懇親会が始まります。

お酒も入り、賑やかな事。

福地の人A:「どうや、計画は進んどるか?」

私:「進んどるけど、水がうまく引けん。福地の簡易水道は橋を渡さないかんし、井戸掘ると温泉の成分を含んだ赤茶色い水が出ると聞いたで敷地内の農業用水を使うわ」

福地の人A:「あかん、砂が溜まり水が流れんことが増えた」

私:「どうすんの?」

福地の人A:「井戸掘れ」

私:「はぁ?」

福地の人A:「浅く井戸掘れ、欲しい水量と赤茶色い水が出る手前で止めるんや」


・・・神業か・・・

凄腕の地元の井戸掘り業者さんも福地の人Bに教えてもらいました。


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